妻をおので殴って殺害しかばんを奪った強盗殺人などの罪　ブラジル国籍の夫に無期懲役を求刑　津地裁

去年5月、三重県鈴鹿市でブラジル国籍の女性が殺害された強盗殺人事件で、検察側は女性の夫に無期懲役を求刑しました。

起訴状によりますと、四日市市のブラジル国籍プラテス・アルメイダ・デメルソン被告（50）とハコザキ・ルカス・ハルユキ被告（24）は去年5月、共謀して三重県鈴鹿市でデメルソン被告の妻のアイハラ・アルメイダ・ロゼリさん（当時46）をおので殴って殺害し、財布などが入ったかばんを奪った強盗殺人などの罪に問われています。

29日の裁判で、検察側はデメルソン被告が強盗殺人を計画し、強い殺意を持って妻のロゼリさんを殺害したなどとして無期懲役を求刑。ルカス被告に対しては従属的な立場だったなどとして懲役20年を求刑しました。

また、強盗殺人ほう助の罪に問われているデメルソン被告の長女のアイハラ・アルメイダ・キンベリ・ カオリ被告（26）に対しては懲役15年を求刑しました。