「お綱掛け神事」で使う170メートルの大綱作り 三重・熊野市
三重県の無形民俗文化財に指定されている「お綱掛け神事」で使う170メートルの大綱作りが熊野市で行われました。
三重県熊野市の世界遺産「花の窟神社」では2月2日に「お綱掛け神事」が行われます。21日、地元の住民やボランティアら約70人が参加しその神事で使われる大綱作りが行われました。
「お綱掛け神事」は、県の無形民俗文化財に指定されており、ご神体である高さ約45mの岩に約170mの綱をつなげ、参拝者らの手によって引っ張り掛けられます。この170mの大綱は毎年、地元で収穫したもち米の藁を使って住民が作っています。朝早くから「花の窟神社」に集まった人たちは慣れた手つきで次々と編んでいきました。
関係者の話では、今年の藁は質が良く、良い綱ができるのではないかということです。