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裁判中に暴れたか 被告の男と父親を逮捕 名古屋高裁

2024年7月10日 12:28
裁判中に暴れたか 被告の男と父親を逮捕 名古屋高裁

8日、名古屋高裁で開かれた裁判で、被告の男と父親が暴れ、止めに入った刑務官の男性2人がけがをした事件で、被告と父親の2人が逮捕されました。

傷害と公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の小原陸容疑者(23)と、小原容疑者の父親で京都府城陽市の会社員・中尾博容疑者(42)です。

警察などによりますと、2人は、共謀し、8日午後2時すぎ、名古屋高裁の法廷で、刑務官の男性3人に対し、顔を殴ったり、胸ぐらをつかんだりするなどの暴行を加えて職務を妨害し、2人の顔や腕にけがをさせた疑いが持たれています。2人はいずれも軽傷です。

調べに対し、小原容疑者は「共謀して行ったのではなく強要して行ったものである」、中尾容疑者は「私のやったところとやってないところがあります」などといずれも容疑を一部否認しています。

小原容疑者は名古屋高裁で開かれていた詐欺事件の裁判の被告で、退廷を命じられた小原容疑者が暴れ出し、傍聴席にいた中尾容疑者も加わってもみ合いになり、刑務官が止めに入ったということです。