愛知・知多市の住宅で交際相手の父親を殺害した罪に問われている男 初公判で起訴内容を一部否認 名古屋地裁
2023年、愛知県知多市の住宅で、交際相手の父親を殺害した罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。
起訴状などによりますと、神奈川県小田原市の相馬寛大被告(45)は、2023年4月、知多市の住宅で交際相手の父親・西岡歳一さんの首や背中を包丁で複数回突き刺し、殺害した罪に問われています。
3日、名古屋地裁で開かれた初公判で、相馬被告は、刺した行為を認めた一方、「亡くなられているのか、けがしているのか、確認がとれていないので分かりません」と起訴内容を一部否認しました。
裁判の争点は、責任能力の有無とその程度で、検察側は、冒頭陳述で「被害者を殺害しようと考え、ゴム手袋を装着して寝室に行き、包丁で複数回突き刺した」などと責任能力があったと主張しました。
一方の弁護側は、「当時、統合失調症で妄想に支配されていた」などと述べ、争う姿勢を示しました。