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2028年ロス五輪に向けて“初老ジャパン”始動! 総合馬術・大岩選手(48)が見据える次のステップ 元フェアリージャパンのキャスターが直撃 「メダル争いができるようなことを…」

2025年1月26日 8:00
2028年ロス五輪に向けて“初老ジャパン”始動! 総合馬術・大岩選手(48)が見据える次のステップ 元フェアリージャパンのキャスターが直撃 「メダル争いができるようなことを…」
“初老ジャパン”がロス五輪に向けて動き出す!

新体操団体・フェアリージャパンの一員として東京オリンピックに出場し、現在はアスリートキャスターを務める竹中七海さん。今回は、2024年に新語・流行語大賞を受賞し大ブレイクした、あのアスリートを取材しました。

これが“初老ジャパン”のスゴみ! 障害物を跳び越えるテクニック

1月上旬、竹中さんは神奈川県藤沢市の藤沢乗馬クラブへ向かいました。そこで今年の初練習をしていたのは、名古屋市出身の総合馬術・大岩義明選手です。

元新体操代表 アスリートキャスター 竹中七海(26):
「うお~! すごい! 近くで見るとスピードが速いですね。(馬の)脚の運び方が新体操選手でいえばプロ級。美脚だな」

2024年に出場したパリオリンピックは、48歳の大岩選手にとって実に5回目となるオリンピックでした。総合馬術団体の最年長として出場した大岩選手は、ほぼノーミスの演技を披露し、銅メダル獲得に貢献。自分たちで名付けたチーム名「初老ジャパン」は、流行語大賞を受賞し、メディアにひっぱりだこの日々を過ごしました。

そんな大岩選手に、まずはオリンピックコースと同じ障害物を見せてもらいました。障害物の高さは、身長168センチの竹中さんとほぼ同じ。想像以上の迫力に、竹中さんもびっくり!

大岩選手「オリンピックの障害馬術だと、この高さの障害物がいっぱい並んでいる中を 跳び越えていく」
竹中さん「特別高いわけではない?」
大岩選手「オリンピックは全部がこの高さ。落とさずに帰ってきたら減点ゼロ。減点方式だから」
竹中さん「実際、オリンピックのときに減点は?」
大岩選手「ゼロじゃないと勝てない」

パリオリンピックの総合馬術では、1つでも減点があればメダルを逃すという状況で最終走者を務めた大岩選手。そんなプレッシャーがかかる場面でも、全ての障害物を見事にクリアしました。その姿を見た竹中さんには、気になったことが…。

竹中さん「結構なスピードで来て『ここだ!』という踏み切りタイミングは?」
大岩選手「さすがアスリート! これはね、一番難しいところですよ。奥行き・高さがあるので、選手が跳べそうな駆け足でベストの踏み切り位置に持ってきてあげないといけない」
竹中さん「調節してるんですか? 乗りながら?」

ジャンプを成功させる影には、馬のスピードや歩幅を計算して踏切のタイミングを操縦する大岩選手の技術があったのです。

さらに竹中さんは、実際に馬に乗って大岩選手のスゴさを探ってみることに。竹中さんが乗る馬は、大岩選手も初対面でしたが、巧みなコミュニケーションで馬との距離を縮めると、馬術の基本、馬の上での“身体の上下運動”を竹中さんにレクチャー。

しかし、乗馬初体験の竹中さんは、馬のリズムに合わせて体を上下させることに苦戦…。その様子を見た大岩選手が、上手に乗る秘訣を教えてくれました。

総合馬術団体 パリ五輪銅メダリスト 大岩義明選手(48):
「(竹中さんは)いろいろなことを自分の体でできてしまうから、逆に馬に身を任せられない。その前に動いてしまっているから難しい。馬と一体になる。馬が自然と自分の求める動きをしてくれるように持っていく。そこが大切なポイント」

“初老ジャパン”次なるステップへ 48歳2児のパパの挑戦

現在、拠点をイギリスに置いている大岩選手。普段は、一家4人イギリスで暮らしていますが、この年末年始は子どもたちと帰国しました。

この日、やってきたのは愛知県日進市の愛知牧場です。娘の璃奈(りな)ちゃんは2歳、息子の陵宗(たかむね)くんは6歳。この牧場は愛知県に帰ったら子どもたちと絶対に行きたかった場所だそうで、長男の陵宗くんは乗馬も体験しました。陵宗くんも将来は馬術選手を目指すのでしょうか…?

総合馬術団体 パリ五輪銅メダリスト 大岩義明選手(48):
「本人が好きなことをさせてあげたい。でも、馬術をやってくれたらおもしろそう。親としてうんちく言ったりして」

1月30日にはイギリスへ戻り、次のオリンピックに向けて始動するという大岩選手。パリオリンピックを一緒に戦ったパートナーの馬は高齢のため、新たな相棒を探す予定。バランスの取れたオールマイティな能力を持つ馬をパートナーにする意向を持っています。

総合馬術団体 パリ五輪銅メダリスト 大岩義明選手(48):
「(今年は)まずは良きパートナーを見つけたい。2028年のロサンゼルスオリンピックに向けて、メダル争いができるようなことをやってみたい。まだまだいける!」

48歳、初老ジャパンの熱意は衰えません。大岩選手の今後の活躍を応援しています!

最終更新日:2025年1月24日 14:06
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