しばで神主を勢いよくたたく 「柴の実入れ」神事 たたけばたたくほど豊作に 高浜町・青海神社
しばで神主役の男性をたたく=11日午前11時、高浜町青の青海神社
高浜町の青海神社で11日、カシとサカキで作ったしばで神主をたたく「柴(しば)の実入れ」神事があり、氏子が神主役の男性をしばでたたき、豊作を祈願しました。(2月12日)
たたくことでしばに神の力を宿らせる意味合いがあり、しばがたくさん落ちると豊作になると伝えられています。神主役が祝詞を読みあげると、8人の氏子が一節ごとに3回にわたって、勢いよくたたいていました。
■青海神社 宮司・山下暢以知さん
「今年は雪も降り、災害などがあったけれど、こうして豊かな実りがあるようにと祈願できたことをうれしく思います」
神事に使ったしばは氏子が持ち帰り、田畑に立てて豊作を祈るということです。