お囃子練習に山車の制作… 「三国祭」前に大人も子供も奮闘中 19日開幕
5月19日から始まる北陸三大祭の1つ「三国祭」に向けて、地元では囃子方の練習や山車の制作が大詰めを迎えています。
5月2日の夜、港町の町家から響いていたのは子どもたちの掛け声とお囃子の音色です。三国祭保存振興会の山車に乗ってお囃子を披露する子どもたちと、三味線や笛を奏でる大人たちが本番に向けた最終調整をしていました。
お囃子には三国神社に向かう際に披露するゆったりしたテンポの「通りばやし」と、神社からそれぞれの地区に戻る際の「戻りばやし」があります。
■練習に参加した子ども
「みんなと叩けるところ(が楽しい)。いっぱい練習して頑張ります!」
また同じ日には、三国町内の公民館にも夜遅くまで明かりがついていました。
3年に1度山車を奉納する大門地区では、45年前から山車の人形などを自主制作しています。今年は個性的な見た目で勇敢さを表現したいと、江戸時代の忍者「石川五右衛門」を手掛けました。
■山車の制作メンバー㊧
「3年に1回でまた回ってきた。楽しむしかない。みんなケガなく無事に山車小屋に戻ってきたい」
大人も子どもも一丸となって盛り上げる伝統の祭り。祭り中日の5月20日には、軽快な囃子方に合わせて勇壮な6基の山車が港町を練り歩きます。