美浜町で「子供歌舞伎」を小学生が披露 150年以上続く伝統行事 後継者不足が課題
(寿式三番叟の演目を披露する小学生=3日午前8時、美浜町早瀬)
美浜町早瀬で150年以上続く伝統行事「子供歌舞伎」が3日に奉納され、地元の子供たちは堂々とした演技で見物客を魅了しました。
「子供歌舞伎」は江戸時代末期に地域で流行した疫病を鎮めるために日吉神社に奉納したのが始まりとされています。
地元の小学3年生あわせて4人が山車の舞台上で「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」の演目を披露し、2か月間の練習の成果を見せました。
■披露した児童
「楽しかった、間違えてもやりきるということを中心にやりきった」
「ちゃんと踊れたし、ちゃんと大きな声を出して言えた」
地元の保存会によりますと、「子供歌舞伎」は小学生の男子が3人一組で演じますが、少子化の影響で、数年後には演じることのできる年齢の子供が足りなくなるという課題に直面しているということです。
保存会では、子どもたちに継承し、守っていきたいとしています。