ロボットが苗箱を運搬 全国初の設備でハナエチゼンの苗作り より良い品質のコメを期待
田植えのシーズンに向け、福井市にあるJA福井県の施設では、8億円をかけて全国初の育苗システムを導入し、早稲のハナエチゼンの苗作りを始めています。
苗箱にまいた種の量をカメラが瞬時に判断し、一定の比率になっているかを自動で判断して品質のムラを防ぐほか、ロボットが苗箱を運搬して省力化につなげます。
このシステムの導入によって従来の1.5倍の1時間最大2000枚の種まきが可能だということです。
JA福井県福井東部農業施設センター高島康光所長
「去年は気候も暑くてなかなか良いコメが取れなかったので、今年はいいスタートを切りたい。少しでも省力化しながら、品質の良い苗を出荷できるようにしたい」
ハナエチゼンは約2週間で苗になり、4月下旬には福井市や永平寺町の農家に届けられます。