国道158号の土砂崩れ 原因は地形と雪解け 復旧にはかなりの時間かかる見通し う回路の設置も含め復旧作業

3月19日に発生した国道158号の大規模な土砂崩れの原因は、水がたまりやすい地形に、雪解けで地下水が増えたことで、土壌が不安定になったことによるものだと分かりました。
大野市上半原の国道158号では、3月18日と19日の2度にわたって、高さ150メートル、幅150メートルの大規模な土砂崩れが発生し、道路が完全にふさがっているものです。
現場は3月16日に土砂崩れが発生し、片側交互通行となっていましたが、今回の土砂崩れで、国道158号の大野市朝日から東市布と、岐阜県側の中部縦貫自動車道の一部で、通行止めとなっています。
この土砂崩れを受けて、21日に福井大学の教授などの専門家や県が現地を訪れ、原因を調べました。
この結果、現場は地下水が集まりやすい窪地の地形に加え、雪解けで地下水の水位が上昇したことにより、斜面の下の方が崩れ、これが引き金となって斜面全体の崩落が起きたものと判断しました。
現場の土壌は不安定な状態が続いていて、復旧にはかなりの時間が必要とし、県では今後、対策会議を開いて、う回路の設置も含め早急な復旧作業を進めていく方針です。