「活断層の可能性否定できない」日本原電敦賀原発2号機で原子力規制委員会が断層調査
原子力規制委が敦賀2号機の断層を調査(6日敦賀市)
日本原電敦賀原発2号機の再稼働をめぐる審査で、原子力規制委員会の現地調査が6日に始まり、「活断層の可能性を否定できない」とされた断層が、原子炉直下にある断層とつながっていないかを確認します。
規制委員会は今回の調査で、原子炉の北側にある「K断層」について、原子炉直下にある断層とつながっていないかを確認します。
6日はボーリング調査のサンプルでK断層と近くの地質を比べたほか、採取した地層を薄く切って顕微鏡で観察しました。
現地調査は7日も行われ、原発敷地内の斜面などを確認することにしています。
日本原電は、原子炉直下の断層はK断層とつながっていないと将来動く可能性を否定していますが、原子力規制委員会がこの主張を認めなければ廃炉を迫られることになります。