関西電力高浜原発3・4号機の40年超運転を原子力規制委員会が認可
運転開始からまもなく40年を迎える関西電力の高浜原発3・4号機について、原子力規制委員会は20年間の運転延長を認めました。
原子力規制委員会は29日の会合で、関西電力の高浜原発3・4号機について、原子炉の劣化状況などこれまでの審査を踏まえて安全性を確保できると判断し、20年の運転延長を認めました。
3号機は運転開始から38年、4号機は39年が経過していて、関西電力は去年4月規制委員会に対し、運転延長を申請していました。
福島第一原発事故後の新たな規制基準で運転期間は原則40年と定められていますが、原子力規制委員会の審査に合格すれば、1回に限り最長20年の延長が認められます。
県内ではこれまでに関西電力の高浜1・2号機と美浜3号機でも運転延長が認められていて、これで県内の原発で40年超運転が可能となるのはあわせて5基となります。