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県内の路線価 福井駅西口広場で約8%上昇 福井市中央1丁目、1平方メートル当たり38万円 新幹線開業で投資集中

2024年7月1日 17:19
県内の路線価 福井駅西口広場で約8%上昇 福井市中央1丁目、1平方メートル当たり38万円 新幹線開業で投資集中
福井駅西口(福井市中央1丁目)

県内の路線価がまとまり、新幹線延伸に伴う再開発が活発な福井駅西口広場で、8パーセントあまり上昇しました。

路線価は1月1日時点の1平方メートルあたりの土地の評価額で、今年は能登半島地震の発生前の価格を基にしています。

金沢国税局によりますと、県内で最も高かったのは、福井市中央1丁目の福井駅西口広場通りの38万円で、去年と比べて8.6%上昇しました。新幹線開業で福井市に投資が集中し、県庁所在地では全国5位の伸び率となっています。また、当面の終着駅となる敦賀駅前広場通りは6万9000円で3%アップしました。

■県不動産鑑定士協会 奥野裕之会長
「駅前に施設が整備されて、商店街に歩道の整備が進められて、地価が上昇している」

一方、越前市府中町1丁目の駅前通りは4万8000円、小浜市駅前町の国道162号は4万5000円で、去年と同じ水準にとどまりました。

■県不動産鑑定士協会 奥野裕之会長
「武生駅には新幹線が止まらないので、プラスになっていない」

不動産鑑定士協会では、新幹線沿線地域の地価は今後も、2極化が進むのでないかとみています。

この他の地域では、大野市元町の七間通りが2万5000円で3.8%下落。商業施設が集中する坂井市春江町随応寺の嶺北縦貫線が4万1000円で2.5%アップしました。

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