1年間じっくり熟成でうまみたっぷり 「内外海本づくりへしこ」の仕込みが最盛期 小浜市
小浜市の内外海地区で、昔ながらの製法にこだわった「内外海本づくりへしこ」の仕込みがが最盛期を迎えています。27日も、同市田烏の水産加工施設では生産者らが塩漬けしたサバを洗った後、腹にたっぷりの米ぬかを詰めてたるに漬け込んでいました。(1月29日)
「内外海本づくりへしこ」は脂ののった国産のサバを使い、塩と米ぬかそれに唐辛子のみで1年以上漬け込んでいて、あめ色の身で発酵熟成した濃厚なうま味が特徴です。
ぬか漬けしたサバは1年以上かけて発酵・熟成させることで独特の臭みや辛味の少ないうま味たっぷりのへしこに仕上がるということです。
生産者の角野高志さんは「へしこが苦手と言われる方にもおいしいと言ってもらえるへしこを目指しているのでよかったら食べて欲しい」と話していました。
今年は去年と同じ600グラムと800グラムの2種類合わせて1500本を漬け込むことにしていて、小浜市の道の駅をはじめ東京都の飲食店などにも出荷されます。