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「つながりの復興」で福井への二次避難を 被災地で支援活動中の医師語る

2024年1月10日 17:17
「つながりの復興」で福井への二次避難を 被災地で支援活動中の医師語る
(提供・医療法人オレンジグループ)

福井市の医療法人オレンジグループは地震の発生後、石川県輪島市に設けられた福祉避難所に入り、ケアが必要な高齢者などの生活を支えています。被災地で活動中の医師は避難生活が長期化する中、同じ北陸の自治体として福井でのいわゆる「二次避難」の受け入れも視野に入れていく必要があると考えています。(1月10日)


輪島市で活動中のスタッフの1人、紅谷浩之医師に電話で現地の様子を聞きました。

■医療法人オレンジグループ 代表・紅谷浩之医師
「避難が長くなっていることもあって不安な面も強くなっている。輪島市は高齢化率がとても高い地域。人口の約半分の人が避難しないといけない大きな災害」

慣れない場所での生活で認知症が進行したり、運動の時間がなくなることで歩きにくくなったりするなど、高齢者に特有の事情も避難所での医療支援を難しくしています。

■紅谷浩之医師
「高齢者はもともと若い人と比べると体が弱かったりとか病気を持っている人も多いので、病気の悪化を予防するために、生活という面で医療と暮らしを同時進行で見ていく必要がある。この先の変化した暮らしを送っていけるのか、一緒に考える姿勢を大事にしたい」

被災地は医療提供体制も十分とはいえない状況で、今後は避難所で過ごす高齢者などを環境の整った福井県内へ移す「二次避難」へ、北陸のつながりを生かした支援も検討すべきだと考えています。

■紅谷浩之医師
「つながりの復興は少し時間がかかるかも知れませんが、新しいつながりができて、福井の人も能登の人もつながることがエネルギーになっていくような、そういう力になると良い」

同グループは同じ考えを持つ全国の医療関係者と連携し、切れ目のない活動を続ける方針です。