30代男性が暗号資産1430万円をだまし取られる SNSロマンス詐欺事件とみて警察が捜査

福井市の30代男性が、マッチングアプリで知り合った女性から「将来の2人のために投資をしないか」などの投資話を持ちかけられ、暗号資産およそ1430万円をだまし取られました。警察はSNSロマンス詐欺事件とみて捜査をしています。

警察によりますと今年3月初めから4月にかけ、福井市の30代男性が、マッチングアプリで知り合った女性と叔父を名乗る男性から、SNS上で「投資をすれば多額の利益が得られる 将来の2人の生活のために投資をしないか」などと投資話をもちかけられました。

話を信じた男性は、叔父を名乗る男性から架空の投資サイトに誘導され、その後16回にわたり、資金や手数料などの名目で、暗号資産を1430万円送金しだまし取られたということです。

警察では、SNSなどで知り合い、直接会うことなくやり取りして恋愛感情を抱かせ、金銭をだまし取る、「SNS型ロマンス詐欺」とみて捜査しています。今後マッチングアプリのアカウントなどから被疑者の特定を図るということです。

県警によりますと、今年7月末までの「SNS型投資・ロマンス詐欺」の県内の推定被害額は8億4500万円に上っていて、「会ったことのない人から金銭を要求されたり、投資に誘導されたら注意をするよう」呼び掛けています。