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早ければ12日にも運転再開へ えちぜん鉄道・勝山永平寺線 脱線車両をつり上げ、レールや枕木など点検

2025年3月10日 20:00
早ければ12日にも運転再開へ えちぜん鉄道・勝山永平寺線 脱線車両をつり上げ、レールや枕木など点検
レールに戻される脱線した車両=10日午前8時半、勝山市遅羽町比島

えちぜん鉄道・勝山永平寺線で起きた脱線事故で10日、車両をレールに戻す復旧作業が行われ、えちぜん鉄道では早ければ12日にも運行を再開したいとしています。

■リポート 石畝健記者
「今、車両をクレーンでゆっくりと持ち上げ、レールに戻す作業が行われています」

この事故は2日、勝山永平寺線の比島駅付近で、福井行きの始発列車が線路脇に落ちていた岩に衝突し、脱線したものです。

脱線した車両は10日午前9時ごろ、大型のクレーンで慎重に持ち上げ、レールに戻されました。その後、他の車両でけん引して勝山駅に運ばれました。今後、落ちてきた岩を撤去するとともに、レールや枕木などの点検が進められます。

■えちぜん鉄道 佐々木大二郎管理部長
「きょうから本格的な復旧作業に入った。線路状況の確認をして、なるべく早い運行再開に向けて、安全確保に努めていきたい」

ところで、落石のあった山の斜面は学識経験者による確認の結果、早急な対策工事は必要ないと判断されたということです。えちぜん鉄道では、レールの補修や落石を検知する機械の設置などを行い、運転見合わせが続いている山王駅と勝山駅間について、早ければ12日以降の運転再開を予定しています。

なお、今回事故を起こした人気アニメのキャラクターをラッピングした車両は、修理できるかどうか検討するとしていて、春休み中の運転は難しそうです。

最終更新日:2025年3月10日 20:00
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