×

福井空襲から79年 業務中に命落とした電話交換手を供養 平和への祈り捧げる

2024年7月19日 12:59
福井空襲から79年 業務中に命落とした電話交換手を供養 平和への祈り捧げる
福井空襲で亡くなった電話交換手を悼む(19日午前9時福井市)

福井空襲から79年。業務中に命を落とした電話交換手の慰霊供養が19日福井市で行われ、かつての同僚たちが戦争根絶と平和への祈りを捧げました。

1945年7月19日に福井市を襲った福井空襲では、市街地のおよそ9割が焼け野原となり、1500人以上が犠牲となりました。

空襲のさなか業務中に命を落とした電話交換手の慰霊供養が福井市内の観音堂の前で行われ、当時の同僚や遺族らが平和への祈りを捧げました。

電話交換手をしていた木村操さん(95 当時16)
「私だけが窒息していたが中から助け出された 戦争は絶対にやめてほしい」

電話交換手の姉を亡くした齊藤和夫さん(79)
「だんだん記憶が薄れていく 遠くなっていくので、仕方ないことだと思う 僕一人でもいいので最後まで頑張ろうと思う」

終戦から来年で80年。遺族たちは歴史を風化させず、二度と戦争を起こさないことを誓いました。

    福井放送 福井放送