配管に“きず”見つかる 高浜原発1号機 給水ポンプの配管で蒸気漏れ 出力制限し運転継続
高浜原発1号機で蒸気発生器に水を送る2次系の配管の一部から蒸気が漏れたトラブルで、関西電力は31日、配管に長さ3.5センチのきずがあることが分かったと発表しました。原因を詳しく調べています。(2月1日)
1月21日から22日にかけて、関西電力高浜原発1号機のタービン建屋で、3台ある2次系の給水ポンプのうち1台の配管の一部から蒸気が、もう1台の配管から冷却水がそれぞれ漏れたもので、いずれのポンプも運転を止めた上で、電気出力を40パーセントに下げて点検したところ、蒸気が漏れた配管の溶接部分に長さおよそ3.5センチのキズが見つかったということです。一方、冷却水が漏れた配管には異常はなく、関西電力では準備が整い次第動かすことにしています。
高浜原発1号機は当面の間、電気出力40パーセントのまま運転を続ける予定で、定格出力での運転再開の時期は未定となっています。