旧西武新館「空中回廊」 解体工事に伴い姿消す 福井駅前、跡地にはマンション建設予定
姿を消した西武福井店「空中回廊」=29日午後2時半、福井市中央
解体工事が進む福井駅前の旧西武新館で、建物の象徴となっていた西武福井店とをつなぐ「空中回廊」が姿を消しました。地上21メートルから見下ろす眺めを楽しんだ人も多いのではないでしょうか。(3月29日)
■現場を通りかかった人
「今言われて(なくなったこと)気づきました」
「(できた当時は)都会っぽい感じで新鮮だった」
「雨の日とか便利だった。あと子どもたちがガラスで上からのぞいたりしてた」
旧西武新館は1999年9月、当時「だるまや西武」の向かいにあった旧パルビルを改修してオープン。若者をターゲットにした生活雑貨店「ロフト」や「紀伊国屋書店」など、県内初出店の店が話題を集めました。
2月20日から足場が組まれ、3月21日には深夜に道路を通行止めにして解体した部材をクレーンを使って下す作業が行われました。解体工事は今年10月末まで続けられることになっていて、跡地には一部に商業スペースを含むマンションが建設される予定です。