各地のエイドも大人気 自慢の食でおもてなし ふくい桜マラソン2025 雨にも負けず、1万3485人が駆け抜ける
今年で2年目となった「ふくい桜マラソン」。冷たい雨が降るあいにくのコンディションなががら、1万3000人余りのランナーが春の福井路を駆け抜けました。福井の春の一大イベントとしての定着を目指し、県民も沿道の応援や福井の食でランナーをもてなしました。
福井駅から出てきた人たちのお目当ては、今年で2年目を迎える「ふくい桜マラソン」です。
■富山から参加
「コースベスト狙うぞ。おー!」
■大阪から初めて参加
「観光もしたいなと思い、前泊・後泊で福井を楽しもうと来ました。完走目指して頑張ります」
今年の参加ランナーは、全ての部門で合わせて1万3485人。このうち、去年も出場したリピートランナーはエントリーした1万5447人に対して、4割余りの6773人に上りました。
■富山から参加
「新幹線で来たんですけど、新幹線から来やすいし、動線もしっかりしている。非常に満足度が高くてリピートしちゃいました」
フルマラソンのコースは福井駅前をスタートして坂井市の丸岡城を折り返し、再び福井駅前のゴールを目指す42.195キロ。午前8時の福井の気温は4.4度。冷たい雨の降るあいにくのコンディションとなりましたが、沿道では大勢の県民が声援を送りました。
■沿道で父親を見守った子ども
「がんばって走っていた。僕も走りたいって気持ちになりました」
ランナーのリピート率も高い桜マラソンの人気の秘密は「おもてなし」。坂井市の丸岡城では、甲冑(かっちゅう)姿の県民が出迎えました。
コースには「さくらエイド」と呼ばれるポイントが設置され「焼き鯖寿司」や「水ようかん」といった福井の食およそ11万食が用意されました。
■水ようかんを食べたランナー
「最高ですね。食べやすい。こんなたっぷりいただいていいんですか?」
■愛知から参加
「今回の目標はエイドのフードを全部食べること」
■エイドのボランティア
「ペースが早い。待っている人がいた」
福井運動公園のエイドは、消費量日本一の「油揚げ」と「おろしそば」。
■油揚げを食べたランナー
「うまい!元気出た!」
■おろしそばを食べたランナー
「歯ごたえがあっておいしいです。初めて来たけど最高です」
次々とゴールするランナーたち。沿道からの温かい声援や福井のおいしい食に満足した様子です。
■石川から参加
「地元の方、天気が悪い中もずっと頑張れと温かい応援があった。なんとか自己ベストで帰ってくることできた。本当はもっとエイドを楽しみたかった。そばとかそんな余裕もなく。次回また余裕持ってエイド楽しめるように頑張りたい」
2年目のふくい桜マラソン。参加したランナーにも応援した県民にも笑顔の花が咲き誇っていました。
なお、ポータルサイト「ランネット」によりますと、今年参加したランナーによる評価(31日正午時点)は89.0点となっていて、今年開かれた全国でのマラソン大会の平均(77.8点)を上回りました。