世界に一膳のオリジナル箸 子どもたちが描く、花や将棋の駒 職人の仕上げ作業ピーク
卒園や卒業のシーズンを迎え、小浜市の箸メーカーでは、全国の子どもたちがデザインした箸の仕上げ作業がピークを迎えています。(3月12日)
「いただきます」や「ごちそうさま」の文字にかわいらしい花柄の模様、それに将棋の駒も。全国の子どもたちがカラーペンで自由に絵や文字を描いた、世界に一膳のオリジナルの箸です。
同市甲ヶ崎の箸メーカー兵左衛門では12日、持ち手の部分に塗料を塗り重ねる「逆抜き」と呼ばれる工程で、職人が丁寧にコーティングしていきました。この店が各地で開いている箸の知育教室で子どもたちが制作したもので、今年度はおよそ1400膳の注文があるということです。
箸はおよそ40日をかけて仕上げ、卒園や卒業の記念品として子どもたちに届けられます。