国の重要文化財エッセル提の修復が完了 鉄筋で補強 高波の流入防ぐ
荒波の影響で破損した坂井市の三国港突堤通称「エッセル堤」の修復工事がほぼ完了し、県は安全確保のため引き続き防波堤に立ち入らないよう呼びかけています。
国の重要文化財に指定されている全長約500メートルの「エッセル堤」は、去年の冬、荒波を受けて防波堤上部のコンクリートがおよそ60メートルにわたって破損しました。
4月から県が進めていた修復工事はこれまでにほぼ完了し、内部に鉄筋を打ち込むことで以前よりも強度を高めました。工事にかかった費用は約1500万円ということです。
ところでこの突堤は立ち入り禁止となっていますが、勝手に侵入した釣り客が波にさらわれて海に転落し死亡する事故も起きています。
県では安全確保の観点から改めて立ち入らないよう呼びかけています。