県経団連・八木会長「経済を回すのは企業の使命」 知事が賃金引き上げ求める
春闘の労使交渉を前に杉本知事は19日、県経済団体連合会の八木誠一郎会長と面談し、新幹線開業を契機に、若者の定着に向けて、継続的な賃金の引き上げを求めました。(2月19日)
杉本知事は、国の助成金に県独自の補助金を上乗せする賃上げのサポート事業を強化するとして「成長と分配の好循環へ歩みを進めてほしい」と求めました。また、新幹線開業後の若者の地元定着を高めていくためにも、物価上昇率を上回る賃上げを求めました。
これに対し八木会長は、「一律というのは状況によって難しい」とした上で「給与を上げることで経済を回していくことは企業として大切な使命」だと述べ、少子高齢化の中、企業の生産性を上げるデジタル革新に向けた支援の継続を求めました。
労働団体の連合福井は、今年の春闘で5%以上の賃上げを求めています。