漁業の担い手確保へ 県外の会社員が高浜町でワーケーション 魚のさばき方も教わる
「ワーケーション」と呼ばれる仕事と余暇を組み合わせた活動で、県外から高浜町を訪れた会社員が漁業の現場を体験し、自分らしい生き方を見つめ直すきっかけにしていました。
今回のワーケーションには県外のIT企業や大手通信会社などで働く5人が参加し、3泊4日の日程で、高浜町内に滞在しながら漁業の現場を体験しています。
4日は漁船からの水揚げ作業や市場での競りを見学したほか、漁港近くの加工場では、地元の人に教わりながら魚をさばきました。
神奈川県から参加
「東京の会社で働いているが、また全然違う人たちと話をすることで、自分が見えていた世界がいかに狭いものかということを感じる機会になる すごく良かったと思う」
福岡県から参加
「IT業界の知識を農業や漁業に生かしたりとか、逆に漁業の知識をIT業界の人が学ぶことでお互いにメリットがあるのではないか」
町ではワーケーションをきっかけに、漁業の担い手不足の解消にもつなげたい考えです。
高浜町総合政策課 野村つとむ主査
「水産業を盛り上げる応援団になってもらいたい 将来的にはその中から若い人であれば、漁師になりたいとか、漁師と兼業しながらという形もいろいろある 高浜の水産と関わりながらライフワークもしながら関わってもらえれば」
ワーケーションは6日まで続き、最終日には参加者が海業と地域の未来について発表することにしています。