コメ価格「年内このまま」高値続く 割安なハナエチゼン販売好調 県外の家族に送る人も 品薄状態は徐々に解消へ
9月も後半に入り、県内の食品スーパーでは、コメの品薄状態は徐々に解消されつつあるようです。一方で、品薄が続く県外の家族にコメを送る動きも。高値も当面続く見込みです。
県産の新米コシヒカリが並ぶ大野市の食品スーパー。割安感のあるハナエチゼンの売れ行きが好調だといいます。
■かじ惣リブレ店 石田亮介店長
「通常なら、コシヒカリの新米が出た後はハナエチゼンは売れなくなる。(コメの)値段が上がって、ハナエチゼンが安いということで、想定していたより購入される客が多く、売り切れてしまっている」
県内では9月上旬から、主力のコシヒカリが入荷し、徐々に落ち着き始めているいわゆる「令和のコメ騒動」。しかし、コシヒカリ10キロの販売価格は去年より5割から6割近くアップしています。
■買い物客
「まだ高いね。大変、大変。お米は大好きだから」
こうした中、品薄状態が続く県外の家族にコメを送る動きも見られます。
■買い物客
「とれたら(孫に)送ると約束した。東京と神奈川に(送る)」
ところで、気になるコメの価格は、当面は高値が続くことが見込まれています。
■かじ惣リブレ店 石田亮介店長
「ハナエチゼンの方は、当店に関しましては今の値段よりは上げさせてもらう。コシヒカリの方は、値段は決まっているので、少なくとも年内はこの値段で販売する」
9月21日からは県産のブランド米「いちほまれ」も販売が始まることになっていて、新米の入荷で品薄は収束に向かう見込みですが、価格上昇による家計への影響はまだしばらく続きそうです。