“幻の魚”アラレガコ 九頭竜川で生息調査 竹かご使った伝統の「エバ漁」で捕獲 永平寺町
永平寺町の九頭竜川で、幻の魚と呼ばれる「アラレガコ」の生息調査が始まり、子どもたちは竹かごを使った伝統的な漁を見学し、目を輝かせていました。(12月9日)
九頭竜川の中流域はアラレガコの生息地として国の天然記念物に指定されていて、永平寺町では地元の漁協が毎年生息調査を続けています。9日は県立大学の学生をはじめ、近くの住民らが見学に訪れ、「エバ漁」と呼ばれる長さ3メートルほどの円すい形の竹かごを使った伝統的な漁を見学しました。体長18センチほどのアラレガコがかごの中から姿を見せると歓声が上がっていました。
■アラレガコを触った女の子
「ぷにぷにしてる」
■県立大学海洋生物資源学部の学生
「プラスチックみたいな網ばかりなので、竹みたいな素材を使ってやるのは新鮮だった」
今シーズンの生息調査は1月中旬まで続けられます。