「政治とカネ」の問題巡り 自民党の候補は“謝罪”、他の候補者は“批判”も 衆議院議員選挙の第一声に注目
今回の衆院選で最大の争点となっている「政治とカネ」を巡る問題。各候補者の第一声でも、自民党の前職はあらためて裏金問題について謝罪し、他の候補者からは厳しい批判が相次ぎました。
■稲田朋美候補
「国民から大変大きな不信を国民に抱かせてしまったこと、深く深く反省をして」
いわゆる“裏金問題”を巡り、政治資金収支報告書に196万円の不記載があった福井1区の稲田候補。第一声の冒頭で、2分近くにわたってあらためて謝罪しました。
これに対して他の候補は…。
■金元幸枝候補
「派閥に返した。収支報告書を修正した。それでは済まないと思う」
■波多野翼候補
「自分だけいい思いして、人のこと考えられますか?」
一方で、無所属の西山候補と参政党の田中候補は「政治とカネ」の問題には言及しませんでした。
■高木毅候補
「弁明の余地は全くない。心よりお詫びを申し上げる」
1019万円の記載漏れがあり、半年間の党員資格停止の処分を受けた福井2区の高木候補は、3分にわたって謝罪。「政治とカネ」を巡って、全国的にも注目されている2区で、他の候補者からも厳しい批判が相次ぎました。
■山本拓候補
「・・・」
■小柳茂臣候補
「大変重大な事態。金によってゆがめられる政治をなくしたい」
■辻英之候補
「脱法・脱税を繰り返して、懐に入れて説明もせずに開き直っちゃう」
一方、斉木候補は裏金問題については触れませんでした。