フェンシング男子エペ団体銀 見延和靖選手 「史上最強のフェンサー目指す」
パリオリンピックフェンシング男子エペで2大会連続のメダルとなる銀メダルを獲得した越前市出身の見延和靖選手に次なる野望を直撃しました。
見延選手と記者
「輝きが目に入る 本当に重い」
「この重さのメダルはオリンピックならでは」
3大会連続のオリンピックとなった見延選手。個人戦は3回戦で敗れたものの、団体戦では決勝まで進み、ハンガリーに惜しくも敗れましたが、2大会連続のメダルとなる銀メダルを獲得しました。
フェンシング男子エペ団体銀 見延和靖選手(越前市出身37)
「東京五輪は金メダルだったが、開催国枠を使っての出場で、もしかすると世界からまぐれで獲った金メダルじゃないかと思われているところもあったと思う 金こそ逃したけれど2大会連続での獲得、前大会の金メダルはまぐれじゃなくて実力でとった日本の強さがあるからこそとったメダルと証明できたと思う 常にチャレンジャー精神を忘れずに臨んだ大会」
地元越前市では個人戦と団体戦で応援会が開かれ、およそ400人が遠く離れたパリに声援を送りました。
見延和靖選手
「決勝は遅い時間だったにもかかわらず、子どもたちも応援してくれた姿も見ていたので、絶対に優勝する姿を見せたいと思ったし、絶対に勝つんだという気持ちになった」
37歳の見延選手。今後については大きな野望があるといいます。
見延和靖選手
「誰も到達していない史上最強のフェンサーになるんだという大きなフェンシングの目標をこれまで掲げてきた 出られるとするならばロス五輪41歳で迎えると思う これまでの大会で個人戦で41歳で、メダル獲得した選手も大勢いるので、僕もさらにその上を超えていきたい まだまだ現役は続行だし、これから始めるフェンシングの子達とナショナルチームで同じチームを組むことも可能だと思うので、ぜひ福井県のフェンサーと一緒に、日本代表として出場できる日が来たらこんなにうれしいことはない」
見延選手は9月3日まで福井に滞在し、その後9月中旬の全日本選手権に向けて調整に入るということです。