母親の首絞めに“ネクタイ”使用か 殺人容疑で送検の娘 父親も頭にけが、警察が自宅から“工具”押収
容疑者を乗せた警察車両=1日午前10時ごろ、福井署
福井市内の住宅で起きた殺人事件で逮捕・送検された娘が、ネクタイも使って母親の首を絞めていたことが新たに分かりました。
殺人の疑いで逮捕された福井市江尻ヶ丘町の無職沖田美奈子容疑者(60)は1日、殺人の疑いで福井地検に身柄を送られました。
警察によりますと、沖田容疑者は29日午前10時半ごろ、自宅1階の寝室で、同居する母親の山下弘子さん(84)の首を絞めて殺害した疑いが持たれています。
警察のこれまでの調べで、沖田容疑者が母親の首を絞めた際に手だけでなく、凶器としてネクタイも使った可能性が高いことが新たに分かりました。
同居している父親も頭を殴られてけがをしていて、30日に行われた自宅の現場検証で、その際に使われたとみられる工具も押収されました。
警察では、犯行の詳しい動機や父親に対する殺意があったかどうかについても調べることにしています。