“庶民の味”6日遅れで初セリ ミズガニ漁始まる 初日は2~3割ほど高値に
庶民の味として親しまれるミズガニが、26日、解禁から6日遅れで店頭に並びました。越前町の鮮魚店では、待ちわびた観光客が買い求めていました。(2月26日)
ミズガニは脱皮して間もないオスのズワイガニで、王者の越前がにと比較すると白く透き通っているのが特徴です。
カニ漁船の一大漁港・越前漁港には出港した船が港に戻り、ミズガニを水揚げしました。初セリでは仲買人が威勢のいい掛け声とともに競り落としていました。初日は数が少なく去年と比べて2割から3割ほど高くなっています。
鮮魚店ではセリ落とされた新鮮なカニが、甲羅を外して2つに切り分けて茹であげられ、待ちかねた観光客が次々と買い求めていました。
地元の買い物客は「楽しみ。家族が食べたがっている」と話していたほか、愛知県からの旅行客は「なかなか食べられるものではない。本場に毎年見に来る」と話していました。
ミズガニを含む越前がに漁は来月20日までとなっています。