【詳しく】JR九州が「チケットレス」26日にスタートへ 博多駅発着の特急と西九州新幹線が対象 券売機の行列緩和を目指す
JR九州は、九州内で完結するネット限定切符のうち、博多駅を発着する主な特急列車と西九州新幹線を対象に、QRコードを使ったチケットレスサービスを26日に始めます。問題となっていた駅の券売機の長い行列の緩和を目指します。
JR九州ではこれまで、インターネットで列車を予約した場合、駅で切符を発券する必要がありました。そのため、連休や週末などには券売機に発券のための長い行列ができていました。
新たに始まるチケットレスサービスでは、予約後にスマートフォンに発行されるQRコードを改札機や専用の端末などにかざすと、そのまま改札を通ることができます。
チケットレスの対象は、九州内で完結するネット限定切符のうち、博多駅を発着する主な特急列車と西九州新幹線です。
詳しい区間は、鹿児島線の門司港~久留米、日豊線の西小倉~佐伯、長崎線の鳥栖~肥前鹿島、諫早~長崎、佐世保線の江北~佐世保、大村線の早岐~ハウステンボス、久大線の久留米~大分、西九州新幹線の武雄温泉~長崎で、対象となる列車はソニック・にちりんシーガイア、きらめき、リレーかもめ、かささぎ、みどり、ハウステンボス、ゆふいんの森・ゆふ、西九州新幹線かもめです。
特急の停車駅以外でも乗り降りできます。197駅が対象で、このうち105駅はQRコードを読みとる端末はありませんが、代わりにQRコードを印刷したポスターを読み取って乗り降りします。
支払いはオンラインのクレジット決済のみとなります。
一方、九州新幹線は、対象のクレジットカードで登録して、交通系ICカードを使う「スマートEX」「エクスプレス予約」のチケットレスサービスがあるため、こちらを活用してほしいとしています。
26日以降に予約する分から利用できます。「九州ネットきっぷ」「かもめネットきっぷ」など予約変更が可能な商品は、26日以降に「QR乗車」が選択できるようになります。