支援の輪を広げ子どもたちに笑顔と勇気を アビスパ福岡の選手 マクドナルド・ハウス訪問
病気と向き合う子どもたちを勇気づけようという取り組みです。サッカーJ1、アビスパ福岡の選手などが子どもたちと触れ合い、今後の支援について考えました。
福岡市東区の市立こども病院の敷地にある『ドナルド・マクドナルド・ハウスふくおか』は、自宅から遠く離れた病院で治療を受ける子どもに付き添う家族のための滞在施設です。
そこに15日午後、カタールワールドカップで守護神を務め、現在、清水エスパルスでプレーする元日本代表の権田修一選手、アビスパの村上昌謙(まさあき)選手や重見柾斗(まさと)選手など、5人のサッカー選手が訪れました。
今回の訪問は、権田選手が副会長を務める日本プロサッカー選手会の取り組みで、病気に向き合う子どもたちに笑顔と勇気を届けようというものです。
選手たちは、施設を利用する子どもたちと触れ合ったほか、家族に困っていることや悩みを聞き、サッカー選手としてどのようなサポートができるかを考えていました。
■施設を利用している荒木勝也さん
「(施設があって)面会時間も限られているので すぐ会いに行けるのは助かりました」
久留米市在住でアビスパのファンだという荒木さん一家は、娘の理愛(りお)さんの心臓の病気の治療のため、施設をたびたび利用しています。支援がもっと広がることを願っています。
■施設を利用している荒木絵理さん
「頑張っている子どもたちのために 病院ですとか ハウスに訪問していただいて 支援の輪を これからも広げていただければ幸いです」
■アビスパ福岡・村上昌謙選手
「あらためて この施設の意義というのを知りましたし この施設があるということを いろんな人に知ってもらうというのが 僕らのこれからの役割の一つかなと思います」
権田選手は日本プロサッカー選手会として「ハウスの利用者が何を求めているかを知り 支援の輪を広げていくことをサッカー界として意識していきたい」と話していました。