【本格化】朝の気温は今季最低「お鍋が食べたい」白菜は売り上げアップ 衣料品売り場も変化 秋冬商戦ようやく 福岡
福岡県内では9日朝、各地で今シーズン最低の気温となりました。厳しい残暑が続いたことし、デパートやスーパーでは秋冬商戦がようやく本格化しています。
■阿部まみアナウンサー
「福岡市・天神では、風が吹くと少し肌寒い体感です。街の皆さんの格好も、長袖姿の人が目立ちます。」
9日朝、福岡市中央区では最低気温が17.9℃を観測しました。添田町では14.3℃、朝倉市では15.0℃などを観測し、福岡県内8つの地点で最低気温が今シーズン最も低くなりました。
厳しい残暑が続いたことし、ようやく生活にも秋の気配が感じられるようになりました。福岡市内のスーパーを訪れると、白ネギやきのこ類など、鍋の具材となる食材が並んでいました。
■ゆめタウン博多 食品店長・吉田智 さん
「2週間前くらいから気温が一気に下がり始めたので、(売り場を)拡大して鍋物材料を販売しています。」
2週間前と比べて、大根や白ネギ、白菜は売り上げが1.5倍に、キャベツは2倍になりました。猛暑の影響もあり現在、キャベツは例年より1玉50円ほど高いということですが、店では気温の低下とともに11月には価格が落ち着くとみています。
■買い物客
「やっぱりお鍋とか、温かいものが食べたいですね。」
「温かいシチューとか鍋とか食べたい。急に寒くなったから。あの暑さはどこに行ったんだろうと。」
デパートの催事でも季節の変化が感じられました。熊本・天草名物のうにが中にたっぷり詰まった、あつあつの「うにコロッケ」。天草大王の鶏ガラをベースにごまをたっぷりと入れた「赤担々麺」は、食べると体がぽかぽかに温まります。
9日から大丸福岡天神店で始まった「熊本展」には、熊本県内から55の店が出展しています。
■博多大丸 広報・立石幸菜さん
「10月に入って物産展も衣替えしました。あつあつのグルメを増やしました。」
食べ物だけではありません。
■阿部アナウンサー
「店頭にはウール素材やファーなど、秋冬ものの衣類がずらりと並んでいます。」
■立石さん
「10月に入って急に寒くなったので、こういったウール素材の物が売れています。9月に比べて3割から4割売り上げアップしています。」
ただ、今週末から来週にかけ再び30℃近くまで気温が上がる見込みで、気温の変化が気になる日々が続きそうです。