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【救急医療週間】「AEDを使えるように」商業施設で心肺蘇生法の体験会 幼児雑誌の付録に「AEDたいけんセット」も 福岡

2024年9月10日 19:51
【救急医療週間】「AEDを使えるように」商業施設で心肺蘇生法の体験会 幼児雑誌の付録に「AEDたいけんセット」も 福岡
AEDを知って

「救急医療週間」に合わせて10日、福岡県久留米市では心肺蘇生法の体験会が開かれました。見かける機会は増えたものの、触ったことはないという人が多い自動体外式除細動器、いわゆるAEDの使い方などを体験しました。

10日午後、久留米市の商業施設「ゆめタウン久留米」では来店客を対象に、救急隊員がマネキンを使って、胸骨の圧迫やAEDの使い方などの講習を行いました。

■参加した人
「自分の子どもがもしもの時を思って、やらせていただきました。」
「最近、私もこれ(AED)で生き返ったので、妻にも使い方を覚えておいてほしい。」

■久留米広消防本部 毛利幹矢さん(32)
「人は一人では人を救うことはできないので、みんなで協力して救助するという思いで指導しています。」

普段なかなか体験できない「心肺蘇生」ですが、こんな身近なところで学ぶことができます。

■奥村誠悟記者
「こちら、福岡市内の書店の児童書売り場です。並んでいる付録付きの雑誌の中には、AEDがあります。」

小学館が刊行する幼児雑誌「幼稚園」の最新号では「おやこで!AEDたいけんセット」が付録となっています。小学館と医療機器メーカーがコラボして作った本物そっくりのAEDセットです。

駅や商業施設などに設置されているものとほぼ同じサイズで、ボタンを押すと。

■音声ガイド
「パッドを青いシートから離して、右胸と左脇腹に貼ってください。」

音声ガイドが流れ、AEDの使用方法を学ぶことができます。

■小学館 幼児誌編集室・今村祐太さん
「AEDを知ってもらうことと、親御さんも一緒に遊びながら『そういえば、こういうのだった』 『こうなっているんだ』と思ってもらって、一緒に学んでほしい。」

日本で一般の人がAEDを使えるようになってことしで20年です。当たり前に設置されるようになったAEDを、いざという時に当たり前に“使える”ようになることが求められています。