【パリ五輪】2つのメダル獲得を笑顔で報告 北九州市出身の卓球・早田ひな選手「ロス五輪で金を取るために何をしていくか」福岡
パリオリンピックの卓球で2つのメダルを獲得した、北九州市出身の早田ひな選手(24)が9日、オリンピック後初めて地元に凱旋しました。
9日午後4時ごろ、福岡県庁で多くの人に拍手で迎えられたのは、北九州市出身の早田ひな選手です。パリオリンピックでのメダル獲得を報告するため、服部知事を表敬訪問しました。
■北九州市出身・早田ひな選手(24)
「本当にいろいろなことがあって、自分自身、乗り越えられないかもという思いがあった中で、たくさんの方に支えてもらって、きょう、2枚のメダルをお見せすることができ、本当にうれしく思います。いろいろな経験をさせていただいて、いろいろなことを学ばせてもらったパリオリンピックでした。」
今回2つのメダルを獲得した早田選手ですが、その道のりは決して平たんではありませんでした。
3年前の東京オリンピックでは、補欠として選手をサポートする立場でした。その悔しい思いを乗り越え、パリへの切符をつかみましたが、左腕を負傷してしまいます。
そんな中で早田選手を救ったのは、幼いころから磨いた「フォアドライブ」です。苦しんだ先につかんだ銅メダルでした。団体の決勝でも王者・中国を苦しめ、銀メダルを獲得しました。
■早田選手(中学1年時)
「オリンピックで金メダル。」
■早田選手(高校1年時)
「オリンピックは団体と個人で金メダルを取れるように頑張りたい。」
幼いころからの夢だったオリンピックの舞台に立ち、今、思うことを聞きました。
「まずはケガを治さないといけない。私のことを待ってくれているファンの皆さんがいると思うので、しっかりその方々の前でコートに戻ってこられるように努力したいです。いろんな目標があるんですが、自分自身の“パリ五輪で金メダル”という目標を達成することができなかったので、次のロス五輪で金を取るために自分が何をしていくか考えて過ごしていきたい。」