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自民党の市議2人に「離党勧告」 去年の北九州市長選で党推薦でない現市長を支援 自民党福岡県連

2024年1月15日 17:51
自民党の市議2人に「離党勧告」 去年の北九州市長選で党推薦でない現市長を支援 自民党福岡県連
自民党の北九州市議2人に「離党勧告」処分

自民党福岡県連は15日、次の衆院選に出馬の意向を示している北九州市議会議員の2人に対し、離党を勧告しました。

去年の北九州市長選で現市長を支援した2人の行為を、県連は”党に反する行為”だと判断し、今後の対応によっては除名も辞さない考えです。

■自民党福岡県連・原口剣生会長
「結果から言いますと、離党勧告と。15日付けで、総務会で可決した。」

自民党の北九州市議、三原朝利氏と大石仁人氏に対し、「離党勧告」の処分を決めました。

きっかけとなったのは、去年2月の北九州市長選挙です。2人は自民党が推薦する候補ではない、現在の武内市長を支援しました。

去年12月、自民党福岡県連の党紀委員会は、2人への意見聴取も踏まえた上で、「2人の行為は党に反する」と判断し、離党勧告が妥当であると県連会長に報告していました。

そして15日、県連の最高決定機関である総務会で、離党勧告の処分が全会一致で可決されました。

異議申し立ての期間を10日間設け、この間に異議申し立てをせずに勧告に応じなかった場合は、除名処分とするとしています。

「離党勧告」の決定に、2人は取材に応じました。

■北九州市議 三原朝利氏
「全くもって納得がいかないというところであります。今回の市長選挙に対する行動についてはなんら恥じることはありませんし、正々堂々とこれからもしっかりと正論を主張していきたいと思います。」

■北九州市議 大石仁人氏
「今でも正しいと思いますし、北九州が前向きに動き出している状況をみても1ミリの後悔もない。ただ私が政治家としてやるべきことは、北九州のために日本のためにどうするべきかということを第一に考えて行動を決めていく、これのみです。」

異議申し立てをするかについて、2人は近日中に決断をしたいと話し、次の衆院選については改めて三原氏は福岡9区から、大石氏は福岡10区からそれぞれ無所属でも出馬する意向を示しています。