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【衆院選】福岡の3選挙区で自民が議席失う 佐賀では立憲が2選挙区を独占 比例復活も続々 選挙結果まとめ

2024年10月28日 18:40
【衆院選】福岡の3選挙区で自民が議席失う 佐賀では立憲が2選挙区を独占 比例復活も続々 選挙結果まとめ

自民・公明の与党が過半数割れとなった今回の衆議院議員総選挙では、福岡県の11選挙区のうち3つの選挙区で自民党が議席を失いました。一方、佐賀県では立憲民主党が2つの選挙区で議席を独占です。

福岡1区

福岡市東区、博多区の福岡1区は、自民・前職の井上貴博さんが5回目の当選を果たしました。

福岡2区

都市型の選挙区で無党派層が多いとされる福岡市中央区、南区などの福岡2区です。立憲・前職の稲富修二さんが、自民・前職の鬼木誠さんとの5度目のライバル対決を制しました。鬼木さんは、比例で復活当選しています。

福岡3区

福岡市早良区、西区などの福岡3区です。自民・前職で、内閣府副大臣の古賀篤さんが5期連続5回目の当選を果たしました。

福岡4区

古賀市や宗像市などの福岡4区です。自民・前職の宮内秀樹さんは、いわゆる“裏金問題”の当事者です。党の公認は得られたものの比例に重複立候補できず、厳しい選挙戦となりましたが、5選目を果たしました。国民・新人の許斐亮太郎さん、維新・前職の阿部弘樹さんが比例で復活しています。

福岡5区

春日市や筑紫野市などの福岡5区は、自民・新人の栗原渉さんが初当選しました。当選から一夜明け、栗原さんは福岡県大野城市の事務所で、当選を伝える新聞に目を通しました。3年前の総選挙で元職との公認争いに敗れ出馬を断念し、今回、立憲・前職の堤かなめさんとの激戦を制し、自民の議席を取り戻しました。

■自民・福岡5区 栗原渉氏
「この状況の中、新人として現職に立ち向かった選挙だったので、ご支援いただいた方に感謝です。」

小選挙区で敗れた堤さんは、比例で復活当選しています。

福岡6区

久留米市や大川市などの福岡6区は、自民・前職の鳩山二郎さんが4度目の当選を果たしています。

■自民・福岡6区 鳩山二郎氏
「この自民党に対する大逆風を、お越しの皆様方がはねのけていただいたこと、心から感謝申し上げます。」

福岡7区

大牟田市や柳川市などの福岡7区は、自民・前職の藤丸敏さんが立憲・新人の亀田晃尚さんの猛追をかわし、5回目の当選を果たしました。

福岡8区

飯塚市や直方市などの福岡8区は、自民・前職で党の最高顧問を務める、麻生太郎さんが逆風をものともせず、15回目の当選です。

■自民・福岡8区 麻生太郎氏
「明らかに逆風という厳しい状況での選挙でしたけど、全国一番で当確を出してもらいました。ありがとうございました。」

福岡9区

自民、立憲ともに候補の擁立を見送った北九州市八幡西区などの福岡9区では、無所属・前職の緒方林太郎さんが4回目の当選を果たしています。

福岡10区

■立憲・福岡10区 城井崇氏
「投票箱が閉まるまで心はビビりっぱなしだった。今回の結果をいただけたことを、本当にありがたくかみしめています。」

北九州市小倉北区などの福岡10区は、立憲・前職の城井崇さんが5回目の当選を果たしました。

福岡11区

田川市や行橋市などの福岡11区は、維新・新人の村上智信さんが接戦を制しました。自民・前職で元総務大臣の武田良太さんは、いわゆる「裏金の問題」の当事者で公認は得られたものの、比例重複がなく落選しています。

佐賀1区

佐賀市などの佐賀1区は、立憲・現職の原口一博さんが10回目の当選です。

■立憲・佐賀1区 原口一博氏
「2024年10月27日があってよかったと。これは皆さんの勝利です。ありがとうございます。」

一方、5度目の対決に挑み敗れた、自民・前職の岩田和親さんは比例で復活しています。

佐賀2区

唐津市などの佐賀2区では、立憲・前職で党の選挙対策委員長などを務める大串博志さんが7回目の当選です。

小選挙区で敗れた、自民・前職の古川康さんは比例で復活しています。