「継続的ないじめで自殺」上級生だった4人を提訴 母親が会見「罪にきちんと向き合って忘れないで」福岡
3年前、福岡県の私立高校に通う17歳の男子生徒が自殺したことをめぐり、継続的ないじめを行ったとして当時の部活動の上級生4人に対し、男子生徒の母親が損害賠償を求める訴えを起こし、13日、会見しました。
3月10日付で福岡地方裁判所に訴えを起こしたのは、自殺した侑大(ゆうだい)さんの母親です。
侑大さんは、東海大学付属福岡高校の2年生だった2021年3月、17歳で自ら命を絶ちました。
訴えによりますと、侑大さんは2019年、剣道部に入部してわずか2か月の間に、悪質なわいせつ行為など12件のいじめを上級生から継続的に受けました。
母親は、侑大さんを自殺に追い込むほどの強い精神的苦痛を与えたとして、上級生だった男性4人に対し謝罪と損害賠償を求めています。
■侑大さんの母親
「謝罪をしていただいたところで、侑大は戻ってきません。それでも犯した罪は認めていただく。自分の犯した罪は形として償っていただきたい。」
侑大さんの母親によりますと、これまで上級生からの直接の謝罪はないということで「犯した罪にきちんと向き合って、 忘れないでほしい」と訴えています。