福岡県内のニセ電話詐欺の被害額 去年1年間で13億3000万円 県警トップ「対策を強力に進めたい」
福岡県内の去年のニセ電話詐欺の被害額は13億3000万円
福岡県内のニセ電話詐欺の被害額が、去年1年間で10億円を超えました。県警のトップは「対策を強力に進めたい」と話しました。
福岡県警の岩下剛本部長は11日の年頭会見で、ことしの重点目標として、ニセ電話詐欺や交通事故の対策強化など7項目を挙げました。
ニセ電話詐欺をめぐっては、福岡県内の去年1年間の被害額はおよそ13億3000万円と、暫定ながら過去2番目に多かったということです。年間の被害額が10億円を超えたのは、2017年以来6年ぶりです。
岩下本部長は会見で「高齢者だけでなく県民全員が被害に遭う可能性があり、対策を強力に進めたい」と話しました。銀行やコンビニエンスストアなどでの積極的な声かけが被害を防ぐことにつながるとして、協力を呼びかけています。