ニセ電話詐欺への注意呼びかけ 約半年かけて冊子制作した九州産業大学の学生らに感謝状
デザインなどの効果を利用して、ニセ電話詐欺の被害を防ぐための冊子を作った大学生らに27日午後、福岡県警から感謝状が贈られました。
福岡県警から感謝状を贈られたのは、九州産業大学の学生と教授ら7人です。
大学で学んだ人間の心理に訴える色やデザイン、ことばを使い、ニセ電話詐欺に注意を呼びかける冊子を約半年かけて制作しました。
不審な電話を受けたときに目につくよう、固定電話のそばに置いてもらいたいとしています。
福岡県内のニセ電話詐欺の被害額は9月末時点で8億6800万円あまりで、去年同時期より2億5000万円ほど多く、さらなる被害の増加が懸念されています。
福岡県警はこの冊子を9万部作成し、警察官が配布するなどして、ニセ電話詐欺への注意を促したいとしています。