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初代「門司駅」隣接地で工事が中断 遺構の保存を求める市議や市民が中止を訴え 市は発掘調査せず「記録」を残す方針 北九州市

2024年6月24日 11:55
初代「門司駅」隣接地で工事が中断 遺構の保存を求める市議や市民が中止を訴え 市は発掘調査せず「記録」を残す方針 北九州市
工事が中断

初代「門司駅」の遺構が見つかった公共施設の建設予定地に隣接する工事現場で24日、市民などが中止を求める声をあげ、工事が中断しています。

北九州市門司区の市が保有する敷地では24日から、JR九州が給水管などの設置工事のため地面を掘る作業が予定されていました。

しかし、初代門司駅の遺構が見つかった市の複合公共施設の建設予定地に隣接していることから、遺構の保存を求める市議や市民が現場周辺で、工事の中止などを求めたため、工事は一時中断しています。

この場所は遺跡が残されている可能性がある埋蔵文化財包蔵地に指定されていますが、市によりますと今回は、掘削の幅が狭く深さもあるため危険があるとして発掘調査は実施せず、市の学芸員の立ち会いのもとで記録を残すことにしています。