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被災した50店のうち11店が再建か再建予定 「魚町火災」でがれき撤去が始まる 北九州市

2024年4月8日 19:29
被災した50店のうち11店が再建か再建予定 「魚町火災」でがれき撤去が始まる 北九州市
がれき撤去が始まる

ことし1月、大規模火災が発生した北九州市の飲食店街一帯で、8日から本格的ながれきの撤去が始まりました。およそ3700万円の費用はクラウドファンディングなどでまかなわれます。

8日午前、北九州市小倉北区魚町の火災現場では、がれきの撤去工事が始まるのを前に安全祈願祭が行われ、店舗や工事の関係者などおよそ20人が出席しました。

ことし1月に魚町の「鳥町食道街」を中心に起きた火災では、あわせて36店舗、およそ2700平方メートルが焼けました。

■川崎直人記者
「重機を使って、がれきがトラックへと積み込まれていきます。」

がれきは、およそ2000トンに上るとみられています。撤去にかかる費用およそ3700万円は、クラウドファンディングや寄付でまかなわれます。

■魚町火災復旧対策会議・戸田和雄会長
「残ったのを見るのが非常につらかった。募金などを通じて助けていただいて本当にありがたいと思っています。魚町は小倉の中心ですから、ますます商売が繁盛していくような形をつくっていきたいです。」

北九州市によりますと、焼損以外も含め、被災したおよそ50店舗のうち11店舗が市の補助金を申請し、すでに再建、もしくは再建を予定しています。さらに別の8店舗も、市に対し再建について相談しているということです。

がれきの撤去は6月末に終わり、現場はいったん更地となる予定です。