ふるさと納税返礼品 社長の指示で牛肉の産地偽装 福岡県久留米市の食肉卸会社
ふるさと納税の返礼品で牛肉の産地偽装
ふるさと納税の返礼品で、産地の偽装があったことがわかりました。福岡県久留米市の食肉卸会社が、昨年度、返礼品として出荷した牛肉の産地を一部、偽っていたということです。
牛肉の産地を偽装していたのは、久留米市東合川の食肉卸会社『タツミ商事』です。
『タツミ商事』によりますと、昨年度、ふるさと納税の返礼品として出荷する佐賀県産の牛肉を十分に調達出来なかったため、社長の指示で熊本や宮崎など別の産地の牛肉を『佐賀県産』と偽って出荷していたということです。
『タツミ商事』は、約5年前から福岡・佐賀・長崎の合わせて11の自治体の返礼品の出荷を請け負っていました。
産地を偽った牛肉を返礼品として出荷した自治体や納品数については、精査中としています。
会社はことし7月以降、産地を偽装した食品表示法違反などの疑いで合わせて4回、九州農政局の立ち入り検査を受けていたということです。
『タツミ商事』の担当者は「寄付をした人や関係する自治体に対し申し訳なく思っている。真摯に対応していきたい」としています。