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玄海原子力発電所の“重大事故”を想定 福岡県などが防災訓練

2023年10月14日 17:36
玄海原子力発電所の“重大事故”を想定 福岡県などが防災訓練

九州電力玄海原子力発電所の重大事故を想定し、福岡県などが14日、防災訓練を行いました。

訓練は原子力規制庁や福岡県、九州電力などが合同で行ったもので、119の関係機関から約1500人が参加しました。

訓練では、地震の発生で玄海原発から放射性物質が外部に漏れ出たと想定し、九州電力の担当者らは緊急時の対応を確認しました。

また、原発から30キロ圏内の糸島市では、ドローンを使った被害状況の確認や、孤立した住民を船で避難させる訓練を初めて実施。公民館では、甲状腺の被ばくを抑える安定ヨウ素剤を配るなどし、避難所運営の手順を確認しました。

■服部知事
「万が一に備えて、県や市の関係機関が手順を確認することが、いざという時に身を守ることになる」

福岡県は今後も防災訓練を繰り返し、避難計画の実効性を高めたいとしています。