ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対する北朝鮮の軍事協力が拡大する中、北朝鮮の国連大使は27日、「ロシアとの関係を強化し続ける」と強調しました。

国連の安全保障理事会は27日、ウクライナ情勢に関する会合を開き、ロシアに対する北朝鮮の軍事協力について議論しました。

アメリカは、北朝鮮が過去1年間にウクライナへの攻撃を目的とした100発以上の弾道ミサイルをロシアに提供したほか、1万人以上の北朝鮮兵が戦場に投入されたと指摘。安保理決議の違反だと強く非難しました。

これに対し、北朝鮮の国連大使は激しく反発しました。

北朝鮮・金星国連大使「北朝鮮とロシアの『包括的戦略パートナーシップ条約』は、国際法および国連憲章に完全に準拠している」

その上で、「ロシアとの関係を強化し続ける」と強調しましたが、ロシアに北朝鮮兵を派遣したかどうかについては、明言を避けました。