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【博多ストーカー殺人】倒れた女性に何度も大きく腕を振り下ろす 4本の防犯カメラの映像を法廷で公開

2024年6月18日 21:29
【博多ストーカー殺人】倒れた女性に何度も大きく腕を振り下ろす 4本の防犯カメラの映像を法廷で公開
法廷で防犯カメラの映像を公開

2023年1月、JR博多駅前で元交際相手の女性を殺害したなどの罪に問われている男の裁判です。18日の法廷で、男が女性を襲う様子を捉えた防犯カメラの映像が公開されました。

住居不定・無職の寺内進被告(32)は2023年1月、福岡市のJR博多駅前で、元交際相手の川野美樹さん(当時38)を待ち伏せし、包丁で何度も刺して殺害した罪に問われています。

裁判員裁判2日目の18日は証拠調べが行われ、検察は、寺内被告が川野さんを襲った際の付近の防犯カメラの映像を公開しました。

公開された映像はそれぞれ、数秒から数分程度の4本です。

まず1本目の映像には、それぞれ傘を差して歩く2人の後ろ姿と、数分後に寺内被告だけが走って戻ってくる様子が捉えられていました。

2本目には、寺内被告が川野さんに体を近づけた直後、川野さんが前のめりに倒れるところが映っていました。うつ伏せの状態になった川野さんに、寺内被告は何度も大きく腕を振り下ろしました。倒れたまま動かなくなった川野さんをそのままにして、寺内被告は走り去りました。

周囲の人が2人を見ている様子も映っています。

残りの2本の映像には、走って逃げる寺内被告の姿が捉えられていました。

映像が公開されている間、寺内被告はじっと、画面を見つめていました。

さらに、検察は川野さんの傷の詳細を明らかにしました。頭や首、胸などを少なくとも17回刺され、背中からの傷は深さ19センチに及び体を貫通していたということです。また、頭蓋骨は骨折し、折れた包丁の刃先が突き刺さっていたといいます。

川野さんは心肺停止の状態で病院に搬送されましたが、司法解剖の結果、失血により、事件の数分後に死亡していたことが分かりました。