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“筑前玄界”のイカグルメいかが 定番の刺身以外にもおいしい食べ方を紹介

2023年9月28日 17:41
“筑前玄界”のイカグルメいかが 定番の刺身以外にもおいしい食べ方を紹介

玄界灘でとれる新鮮なイカをPRし多くの人に味わってもらうおと、福岡県宗像市や福津市など海に面した5つの市と町が、ご当地イカグルメの開発に取り組み、10月にはイカフェアを開きます。28日、関係者が県庁を訪れ、服部知事にイカ料理をふるまいました。

28日午後、服部知事の前に並んだのは5種類のイカグルメです。10月1日から開かれる『筑前玄海イカフェア』で提供される料理の一部です。このイカフェアをPRするために、飲食店の関係者など7人が訪れました。

■福岡県・服部知事
「イカの甘みが十分出ていておいしい。」

福岡県の北部、玄界灘に面する古賀市、福津市、宗像市、それに岡垣町と芦屋町は『筑前玄海エリア』と呼ばれ、九州で有数のイカの漁獲量を誇ります。

潮の流れがほどよい海で育った甘みの強いイカは、傷つきにくいよう漁師が1本1本丁寧に釣り上げ、味はもちろん見た目も美しいのが特徴です。

■吉村史織アナウンサー
「穏やかな海から水揚げされる新鮮なイカは、定番のお刺身以外にもおいしい食べ方があるということで、イベントを前に一足早く行ってきます!」

最初に訪れたのは宗像市の旅館、魚屋別館です。ここで提供されるのは、今回のために開発されたイカ料理です。

■魚屋別館 料理長・阿比留学さん
「こちらがイカ三昧丼です。」

刺身と漬けの2種類のイカを使った丼に天ぷらなどがついて2400円です。まずはそのまま味わったあと、特製だれなどをかけて“味変”を楽しむのがルールです。こちらの店では“味変”用に、めんたいこを加えた『とろろ』が準備されています。

食べ進めたら、お茶やだしをかけてお茶漬けでしめます。

■吉村アナウンサー
「熱いお茶をかけるとイカの食感が変わります。」

■阿比留さん
「鐘崎漁港からとれたばかりの新鮮なイカなので、今回のフェアを機に、おいしいイカを味わってもらいたいと思います。」

一方、福津市のレストラン、創作旬彩玄杏では、洋風のイカメニューが味わえます。

■吉村アナウンサー
「いい香り!これはドリアですね。」

ふたをとると、煙の中から、ヤリイカのスパイシードリアが登場しました。カレードリアの周りに、ボイルされたイカがトッピングされています。くん製の煙を閉じ込めることで、香りも楽しめます。1500円です。

■吉村アナウンサー
「低温調理でゆっくりゆでているということで、食感がすごく柔らかいです。」

さらに、ホタテだしのソースを混ぜるとリゾット風になり、味がさらに深まります。

バラエティに富んだ料理を提供するイカフェアは、およそ30の店が参加して10月1日から11月末まで開かれます。

筑前玄海のイカ王国で、地域の宝を味わってみては“イカ”がでしょうか。