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ハロウィーン当日の夜 モラル問われる行為も 福岡市の中心部に仮装した若者集う

2023年11月1日 17:52
ハロウィーン当日の夜 モラル問われる行為も 福岡市の中心部に仮装した若者集う
ハロウィーンの夜 モラル問われる行為も

ハロウィーンの10月31日、警察が警備を強化した福岡市の天神周辺には、仮装した多くの若者らが集まりました。目立ったトラブルはありませんでしたが、モラルが問われる行為も見られました。

ハロウィーン当日の福岡市・天神の様子です。午後4時ごろにはふだん通りの風景が広がっていましたが、午後7時をすぎると仮装した人が徐々に目につくようになりました。

警固公園は去年に続き封鎖され、警察は最大200人態勢で警備にあたるなど、厳戒態勢の中でことしのハロウィーンを迎えました。

■福岡市から(37)
「1年で唯一、僕が輝ける場所なので。きょうぐらいしか外に出られないので。」

■20代
「1年に一回しかこうやって(仮装)できないから。仮装して浮かないのがここ。」
「ぐるぐる回っています。(警固公園が)閉まったほうがこうなっちゃうから、開いていたほうがいい。」

■樋口淳哉 記者
「いまからどこに?」
■20代
「適当です。決めていないです。」
■樋口記者
「なんでですか?警固公園がないから?」
■20代
「ないから。そこで早く開けてくれたらいいのに。座る場所がないし。」

路上には、あちこちで座り込む人の姿も見られました。

さらに、西鉄福岡天神駅に集まる人たちや駐車場や閉鎖された施設の敷地内でたむろする人などもいました。

■警察官
「信号が青になりました、動いてください。」

午後9時すぎには、路上で騒ぐ人や写真撮影などで人が密集したため、警察が誘導を始めました。

それでも、大きなスピーカーを抱え練り歩く集団や、歩道にとどまり騒ぐ人の姿が街の至る所でみられました。

さらに、事故に繋がりかねない危ない行為も見られました。別の場所に誘導され、警察官から注意を受けました。

警察によりますと、ハロウィーンによる天神地区での逮捕者はいなかったということです。

一夜明けた11月1日午前7時前、天神の街にはことしもゴミを拾う人の姿がありました。

■清掃ボランティア
「30分もあれば2袋いっちゃうぐらい。(例年は)燃えるゴミだけで2袋ぐらいは。(ことしは)3分の1ぐらい。」

ボランティアによりますと、ことしは土日と平日で人が分散したことや、仮装した人の一部もゴミ拾いをしていたため、量が減ったのではないかということです。

■占部晃太朗 記者
「こちらの花壇には、食べ物や飲み物のゴミ、そしてたばこの箱が捨てられたままになっています。」

人の目につきにくいような場所に捨てられたものもありました。

イベントを楽しむ人たちが衣装をまとうように、モラルも身に着けることが依然として問われています。