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佐賀県嬉野市で新幹線の駅と温泉街を結ぶ 自動運転車両の試乗会始まる

2023年10月5日 17:40
佐賀県嬉野市で新幹線の駅と温泉街を結ぶ 自動運転車両の試乗会始まる
佐賀県嬉野市で自動運転車両の試乗会始まる

佐賀県嬉野市で、10月5日から新幹線の駅と温泉街を結ぶ自動運転車両の試乗会が始まりました。将来的に、嬉野市内の回遊性を高める新たな移動手段となるのか、期待が寄せられています。

佐賀県嬉野市で5日から始まったのは、自動運転車両の試乗会です。車両は最大15人乗りで、10月5日から9日まで嬉野温泉駅から嬉野温泉バスセンターの間を1日5往復します。

今回の自動運転は『レベル2』で、システムがドライバーの運転操作を部分的に支援するものです。

■児玉悠一朗 記者
「自動運転がスタートしました。時速は約20キロだということです。カーブを曲がる際もかなりスムーズです。」

嬉野市では、西九州新幹線の開業に伴って観光客が増える一方、市内を回遊するための移動手段が不足しています。

『2024年問題』に伴うドライバー不足にも対応するため、嬉野市は自動運転車両の導入を目指していて、今回は公道を使った県内初の実証実験となります。

事前に応募して試乗した人に話を聞きました。

■長崎から
「非常に滑らかで、制御のこともいろいろ教えていただけたので、今後の高齢化社会に大きく貢献する乗り物だと思うので、すごく勉強になりました。」

嬉野市は今回の実証実験で安全性を確認し、今後も検証を続けながら本格導入を目指すとしています。